みなさんは「黒い太陽」という漫画をご存知でしょうか。

1人の若者がある事情から夜の世界に足を踏み入れ、ただのボーイからのし上がり、遂には夜の帝王にまで上り詰める姿を描いた不朽の名作です。
この作品には、ボーイとして手にすることが可能なサクセスストーリーの全てが詰まっています。
この作品を読めば、確実にボーイのお仕事を学ぶことができるでしょう。

漫画として知られる「黒い太陽」とは


この「黒い太陽」は、2004年から2006年の2年間に渡り、祥伝社の「小説NON」で連載されていた、新堂冬樹原作のベストセラー小説を原作とする漫画です。
漫画版は笠原倫による作画で、実業之日本社が刊行する「週刊漫画サンデー」にて連載され、全5巻が発行されました。
ナイトワークの真実に焦点を当てたその生々しいストーリーは、瞬く間に大人気となり、テレビドラマ化するなどメディアミックスも盛んに行われることになります。
またドラマ終了後も、続編の漫画が公開されていることからも、の人気ぶりを垣間見ることができるのではないでしょうか。

画像引用の元 https://www.ebookjapan.jp/

「黒服」称するボーイの活躍が垣間見れる


それでは黒い太陽のあらすじを簡単にご紹介しましょう。
主人公である「立花 篤」は普通の若者でしたが、ある日父親が脳溢血で倒れてしまいます。
その高額な入院費を稼ぐため、夜の世界に足を踏み入れる決心をするのです。
彼はミントキャンディというキャバクラでボーイとして働き始めます。
そしてその真摯な働きぶりが認められ、徐々に周囲の同僚からも一目置かれる存在になり、遂にミントキャンディのオーナーでもある、風俗王「海堂 猛」に見込まれ、お店の幹部というポジションに抜擢されることとなるのです。
そして立花は、同じキャバクラに勤めるNo.1キャバ嬢である「千鶴」に想いを寄せるのですが、千鶴は海堂の女であることが発覚します。
傷心の立花はキャバクラをやめてしまうのです。

しかし立花はそこから自分のキャバクラを立ち上げ独立し、海堂との熾烈な闘いを開始します。
この記事ではあえてその結末までは書きませんが、この作品の最大の魅力は、ボーイの仕事や夜の世界にまつわるエピソードを、かなりリアルに書き上げているところではないでしょうか。
これさえ読めば、ボーイとはいかなる仕事なのかが全て理解できるといっても過言ではありません。
ボーイに興味のある人にイチオシの漫画です。